亜鉛(Zn)

亜鉛めっき

耐食性は欲しい、だがコストは抑えたいという時に使う代表的な防錆めっきとして幅広く活用されています。鉄の防錆に効果的です。

対応素材は鉄 真鍮 銅 ステンレスなどです。亜鉛めっきには以下の種類があります。


六価有色クロメート/ピンク味のある虹色
一番被膜が強く耐食性が一番期待できます。


六価黒クロメート/黒色

電気、自動車部品、建築金物などに使われ美観と耐食性に優れた効果があります。


三価光沢クロメート/青味がかった白

六価クロムを使用せずに処理したもので防錆性に期待が出来ます。

三価有色クロメートとは異なった色合いになります。


三価有色クロメート/黄色味がかった白

六価クロムを使用せずに処理したもので防錆性に期待が出来ます。

三価光沢クロメートとは異なった色合いになります。

亜鉛めっきの特徴

ベーキング処理が可能

亜鉛メッキ処理後、4時間以内に200℃で数時間処理すると水素が放出され、脆さがなくなり車のボルトなどに使用可能な強度が得られます。

耐食性

亜鉛メッキだけでは、白錆が発生するのでクロメート処理にて補い、防食作用を付与出来ます。

皮膜に保護作用

亜鉛の酸化皮膜は、空気や水を通しにくく亜鉛を析出するため、防錆力がある鉄製品などに行う亜鉛メッキを補う為にクロメート処理を行うことにより耐食性が向上します。


クロメート処理とは

電気亜鉛メッキにて析出した亜鉛皮膜は、そのままの状態では白錆が発生するので腐食してしまいます。そこで腐食しないよう開発されたのが、六価のクロム酸を主成分とする処理液で表面処理するクロメート処理という方法です。


※白錆とは…

白色または白色に一部淡褐色の斑点を伴う、かさばった亜鉛酸化物が亜鉛メッキ表面に形成された状態で、外観は白墨の粉が付着しているように見えるもの。

クロメート処理の効果

1. 白錆を防止して耐食性を上げる

2.外観を美しくする

3.指紋やその他の汚れを付きにくくし錆びないようにする

4.塗装との密着性を向上させる

5.電導性を上げる

6.鉄生地まで深く入ってしまったキズからの腐食を防止する


このような様々な効果を付与できます。

亜鉛めっき 対応素材

  • 真鍮
  • ステンレスなど


槽の外形

亜鉛

黄色

750*700*700

500*500*800

白 三価

550*550*700